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2016年10月16日日曜日

第2章第3節 集中を乱されると脳が「脱線事故」を起こす






男は一般的に「解決脳」優位ですが、自分ではその働きを自覚していません。
だから何かに集中しているときに気をそらされることを極度に嫌がります。
高速道路の合流で緊張しているときや、読書・プログラミングの最中に話しかけられるとイライラします。釘を打つ瞬間に話しかけられたら、手にしたハンマーを投げつけたくなります。集中を乱されると、それほどストレスがかかるのです。
しかし女のほうは同じことをやられても、男ほどイライラしないように見えます。もちろん男のほうがそもそも話しかけないとか、話しかけるタイミングに気をつかっているなどの理由もあると思います。しかしヤバいタイミングでうっかり話しかけてしまっても、女のほうはちゃんと対応してまたすぐ作業に戻れるように見えるのです。
会話も同じです。男は話の途中で関係ない話題に「飛ばされる」と、すぐに対応できません。「前の会話はどういう結論で終わったんだ?」「今の話題はそれと何の関係があるのだ?」と頭の中が大混乱します。その疑問を口にすると「やあねえ、その話題はとっくに終わったわよ」と笑われます。そのまま話題がどんどん変わってしまうこともあれば、突然に戻ることもあります。何の合図もなくランダムに車線変更する車の後を追っているようで、とてもついて行けないのです。

これはおそらく、男脳は「ちょっと脱線してすぐ戻る」ことができないことが原因ではないでしょうか。システム的に表現すると「タスクを切り替えるコストが膨大」なのです。
(以下略)


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